Designing the Interaction between People and Built Environment
in Italian Historical City Centers
駐車場設置による交通への影響探る研究
Exploring New Trends: Information-oriented Strategy and Technologies in Civil Engineering, Construction, Transportation and Environment
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イタリアの歴史的市街地における駐車場問題
(イタリアの歴史的な都市中心部における
人と構築環境との相互作用をデザインする)
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フィアマ氏は新駐車場をはじめ複数の歴史的建物、鉄道駅などを含む当該エリアを3Dモデルで再現。さらに、UC-win/Roadを使い、新駐車場を利用した際の交通シミュレーションを作成。それを俯瞰、あるいはドライバーや歩行者の視点から、さまざまな箇所に焦点を当てながら紹介する。
この交通シミュレーションにより、交通流のみを考慮した場合、交通が遮断されることはなく、同駐車場を中心とする新しいデザインはうまく機能するものと想定された。その上で、イタリアの都市中心部において歩行者の要素なしに交通流を計算するというのは一つのアプローチとしてあり得るとする。実際、歩行者の交差する多くの街路がある中にこうした建物や施設をデザインする場合、横断する歩行者のシミュレーションなど、それによって生じる変化までは認識していないのが通常だ。
しかし具体的な状況に対するソリューションとして、人と公共サービス(city services)の新しい相互作用を評価するためには、交通流への歩行者交通流の影響を同時に評価することが求められる。そこで同氏らは、人と交通流との相互作用を含む環境をシミュレートするという考え方に着目した。
その際、当該エリアの街路周辺には、人々をひき付けるポイントが多数存在。それらの交通流への影響をどう評価し得るかということが課題となった。
動きの特質: 「場所」としての建築のための付加価値は、現在話題になっているデザインに関するソリューションをさまざまなスケールでもたらし得る。 The movement dimension: An added value for the Architecture as a “Place”, that can contribute to give solutions for several current topic design, at different scale. (画像はパウロ・フィアマ氏 提供/(有)ライティング・ソリューションズ 訳) (Images provided by Paolo Fiamma/Translated by WritingSolutions Ltd.) |
交通シミュレーションに歩行者交通流の影響も反映