Exploring New Trends: Information-oriented Strategy and Technologies in Civil Engineering, Construction, Transportation and Environment
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触れられないものに触る:
没入型バーチャル・デザインスタジオ
Touching the Untouchable:
Immersive Virtual Design Studio
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VeDSの評価と課題、新たな展開方向
初期設計段階のデザイン例(ヘリポート)その1 Sample designs of initial Design Phase (Helicopter Airport) 1 |
一連の取り組みのアウトカムとして、シナーベル氏はまず、今回の試みはあくまでも初期の設計段階における空間定義や基本機能とした上で、学生らがスケールやアイディアを的確に捉えて作業を開始したほか、さまざまな視点の設定やナビゲーションが可能となり、デザイン作業にとって興味深く、かつ重要な要素を成したとの認識を述べる。
例えば、そうした過程で学生らは、今回システムを単にプレゼンテーション用としてではなく、ヘリコプター発着場の開発に向けたスケッチ・ツールとしても活用している。その描かれた発想には現実的でない面も窺われるとしつつ、ツール自体は理解しや
初期設計段階のデザイン例(ヘリポート)その2 Sample designs of initial Design Phase (Helicopter Airport) 2 |
すく、またデザインに込められた心的イメージ(mental images)に具体的な形状を与え得るものと見る。
また、教育的・文化的・言語的背景の違い、時として問題となる技能レベルの違いを越えて、学生らがそれらの違いを学び、理解し、さまざまなアイディアを活用したことで、かえって興味深い挑戦に繋がった。さらに、関係者間のやり取りを記録したチャットテキストを基にプロトコルを分析。天気や家の食事といった無駄な話(noise)はほとんど見られず、デザインの問題に集中し、関連したやり取
初期設計段階のデザイン例(ヘリポート)その3 Sample designs of initial Design Phase (Helicopter Airport) 3 (画像はマーク・オーレル・シナーベル 氏 提供/ (有)ライティング・ソリューションズ 訳) (Images provided by Marc Aurel Schnabel/ Translated by WritingSolutions Ltd.)) |
りがなされていたことが明らかになったという。
ただ、ハードウェアやソフトウェア上のさまざまな制約、作業に当たる関係者自身の問題など、クリアすべき課題も多い。
そこで同氏は引き続き、よりARにウェートを置きながら建築分野での活動の場を開発。併せて、これまでの3次元ベースを拡張し、多次元的な探索を進める考えを示す。その際には、今回用いたソフトウェア(UC-win/Road)を利用、World 16のメンバーらと共同で文化的境界を越えたデザインの表現手段の探索を図っていきたいとする。