近年のスケジューリングでは4D CADも使われる。これに関連して、アブデルハミード氏は「International Journal of Project Management」(刊行、国際プロジェクトマネ

バーチャルリアリティ(VR)vs静的図形、4D CAD、もしくは予め定められたシナリオのアニメーション
Virtual Reality vs Static Figures, 4D CAD or Even Predefined Scenario Animations


(画像はワーイル・アブデルハミード 氏 提供/(有)ライティング・ソリューションズ 訳)
(Images provided by Wael Abdelhameed/Translated by WritingSolutions Ltd.)

ジメント協会(International Project Management Association:IPMA))から所説を引用。商用ツールのほとんどは計画立案者による4Dモデルの構築を可能にするが、単一プラットフォーム上で作成された4Dモデルの生成や操作といった機能では欠けている面があるのは否めない、とする観点を紹介する。

 そうした背景から、PMソフトを直接GIS(Geographic Information System)にリンクするなどのアプローチも取られてきたが、得られる3Dの成果は静的モデルに留まっていたと指摘。それが近年、PMのデータベースのテーブルと3Dの可視化プロセスとの間で自動的なリンクを行う複数アプリケーションの導入が見られることに着目。これを受けて同氏は、GISとPMが相互に寄与しながら3Dファイルに至る流れ、Microsoft ProjectおよびGISを使ったダイレクトリンクと3Dモデルによる可視化の例、「World 16」による2010年夏のワークショップでも発表した動画(UC-win/Roadを利用して作成)を示す。

 そのうち動画は、スケジューリングのためのタイムテーブルもしくはシナリオの設定が可能。そこで、このシナリオ上に3ds Maxを使い、タイムテーブルを修正してモデルを変更し、レンダリングを実施。その結果は4Dツールのそれに近いものになったという。

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4D CADとVR、スケジューリングへの適用性

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