「CIM ― 注目される、その展開と可能性」連載特集(2)

「第2回 データモデルセミナー」(土木学会・道路業務プロセスモデル検討小委主催)リポート
道路事業向けプロダクトモデルおよび業務プロセスモデルの構築へ ― 道路データモデルの提案アプローチ(1)


By 池野隆(Takashi IKENO)
(掲載 3/19/2014)

 「第1回目のデータモデルセミナー(2012年10月5日)では、道路のデータモデルの意味的なものをいろいろな角度から紹介しました。ただ、この『データモデル』という概念が理論的で、なかなか分かりにくいということでしたので、今回はデモなどを交えて(具体的に)、今後の(建設業界の)情報化にとって非常に重要だということを示していきたい」

(公社)土木学会 土木情報学委員会 道路業務プロセスモデル検討小委員会 小委員長 山崎元也 氏(東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 教授)
 (公社)土木学会土木情報学委員会「道路業務プロセスモデル検討小委員会」(小委員長:東京農業大学地域環境科学部造園科学科山崎元也教授)は2013年10月24日、土木学会講堂(東京都新宿区)で「第2回 データモデルセミナー」を開催。山崎教授はその冒頭、同セミナーの狙いをこう説明した。

 道路業務プロセスモデル検討小委員会が土木学会土木情報学委員会内に設置されたのは2012年6月。以来、定期的な小委活動を重ねる中で、同年10月に冒頭で触れた「第1回 データモデルセミナー」を実施。「道路データモデル」の新たな提案を視野に、「JHDM(Japan Highway Data Model:高速道路事業向け道路データモデル)」や「CIM(Construction Information Modeling(/ Management))」、「データモデル」に関する国土交通省の取り組み、「道路中心線形データモデル」などについて紹介している。

 続く「第2回 データモデルセミナー」では、「道路データモデル」を提案していく上で必要となる「データモデル」の定義やその将来像、道路業務に関するデータモデルの活用例などをデモンストレーションも交えて提示。併せて、関連トピックスとしてCIM技術検討会の取り組みも紹介している。最後に関係者によるパネルディスカッションを通じ、「道路プロダクトモデルの構築における業務プロセスモデル」に焦点を当て、その意義に迫った。

 本Webマガジンでは、「第2回 データモデルセミナー」の各講演およびパネルディスカッションのポイントを整理し、連載にて順次ご紹介します。

 次ページへ続く

Exploring New Trends: Information-oriented Strategy and Technologies in Civil Engineering, Construction, Transportation and Environment

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