エッセンス賞
「ITSドライビングシミュレータ」
潟Aムラックストヨタ
体験を通じたITS(高度道路交通システム)の理解を目的に開発されたシミュレータ。路車間通信を実現するITSスポットサービスにも対応。運転シミュレーションを体験した後、運転内容に関する診断結果が表示されるなど、家族連れや仲間同士で楽しめる機能も意図されている。
開発賞
「自転車シミュレータ」
徳島大学 大学院
UC-win/Roadにアイマークレコーダーや頭部姿勢センサーを連携させた自転車シミュレータ。多様な実験条件を構築可能で、例えば、各種サインのサイズや掲出間隔の違いによる見込み角、視認時間が自転車視認に与える影響、あるいは架空看板や看板柱、矢羽根、ピクトなどの路面表示の有効性を確認する実験に活用されている。
審査員特別賞 地域づくり賞
「通学路整備計画シミュレーション」
樺F設計コンサルタント
森林地帯を通り、日中でも暗く死角が多いエリアに安全・安心な通学路を確保する目的で、地域住民を交えたワークショップが設置された。そこでのルート選定に当たっては、図面に不慣れな人もイメージしやすいようUC-win/Roadを利用。出入口がドライバーの死角とならないかどうかもシミュレーションして検証。それらの結果を踏まえ、ワークショップ最終回では5種類の案から最適な案が決定されている。
審査員特別賞 デザイン賞
「ハンター・エクスプレスウェイの3D・VRシミュレーション」
ニューサウスウェールズ州交通省(オーストラリア)
ハンター・エクスプレスウェイ(Hunter Expressway)は豪ニューサウスウェールズ州に建設中の高速道路。同VRデータはその延長約40kmに及ぶ区間をはじめ、途中6カ所のインターチェンジおよびそこで接続される地方道をカバー。周辺の歴史的な鉄道路線向けに新設されたトラス橋などを含むほか、想定される交通量データも設定。その成果は、プロジェクトに関係するプレゼンテーションや会議などの場で利用されている。
審査員特別賞 グッドコミュニケーション賞
「交通結節点改善事業における合意形成のためのVRシミュレーション」
旭測量設計
ある都市で取り組まれた、公共交通利用者の利便性向上に向けた電停移設による結節強化、幹線道路を通行する車両の走行性向上、放置自転車対策としての駐輪場整備などから成る交通結節点改善事業にフォーカス。事業完成後の周辺エリアをVRでシミュレーション。その成果は県、市、警察、鉄道事業者、コンサルタント、施工業者など多様な関係者間の協議の場で、合意形成を図るツールとして活用されている。
Exploring New Trends: Information-oriented Strategy and Technologies in
Civil Engineering, Construction, Transportation and Environment
「第5回 国際VRシンポジウム」リポート(1) :
「第10回 3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド」
Report on the 5th International VR Symposium (1) :
The 10th 3D-VR Simulation Contest on Cloud
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